2007年1月1日 kazuipress

2007年新年のごあいさつ

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新年あけましておめでとうございます。
日頃は有限会社嘉瑞工房のサイトをご覧いただきありがとうございます。

昨年の前半は、一昨年推薦されましたThe Royal Society of Arts(英国王立芸術協会)の Fellow就任を記念して、詩集「Hallowed Ground」を制作いたしました。
ほぼ半年、資料集めから、試作、そして組版の数度の渡る手直しを経て完成いたしました。その制作過程は私にとっては至福の時でした。つくづく組版は楽しいと確認できました。
その延長上で10月に美篶堂ギャラリーにおいて作品展、セミナーを開催いたしました。多くの方々のご協力によりつつがなく終了することができました。あらためてご来場いただいた皆様やスタッフの方々にお礼を申し上げます。

同じく10月に女子美術大学において、TDC主催で行われました小林章さんセミナー「フォントのチカラ」に葛西薫さん、中島英樹さん、祖父江慎さんと一緒に参加させていただきました事は良い思い出となりました。

仕事では暮れに刊行されました、「東京大学コレクション-写真家上田義彦のマニエリズム博物館」展(www.um.u-tokyo.ac.jp/)の出品作品をまとめた書籍「CHAMBER of CURIOSITIES」の表紙ラベルの印刷(デザイナー原研哉さん)や中島英樹さんの個展の作品の一部など意義ある仕事のお手伝いをさせていただきました。

また、ある企業の、新ロゴ、マニュアル制作のアートディレクターとして参加いたしました。マニュアルの完成まではまだ時間がかかりそうですが本業以外でも形ができてくるのは楽しいものです。

新年1月13日発売号の「DTPWORLD」誌に私の大学での講義の記事がでます。今まで嘉瑞工房の一部として大学での講義を少し紹介されたことはありますが。講義が主体で記事になるのは初めてになります。反響がちょっと楽しみです。

懸案の見本帳も今年こそはと考えていますが、3月頃までは、調査と執筆の仕事があり予定よりは遅れるかもしれません。しかし、父との調査は私自身の勉強にもなり、おろそかにしたくないのでとにかくがんばります。

多くの人に支えられて、2006年が終わりました。
新しい年も少しずつですが前進したいと思っております。
皆様よろしくお願い申し上げます。

有限会社 嘉瑞工房
代表取締役 高岡昌生