Kazui Press
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第32回TypeTalksのお知らせ。

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  • 2015/10/15 Thu 23:46
今回は「筆を持って文字を書いてみよう!
橘流寄席文字ワークショップ」です。橘流寄席文字の橘右龍さんをお招きして、小林章さんと書体デザインについてのお話をうかがったあとワークショップを開催します。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks32/
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お詫びとお知らせ

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  • 2015/10/15 Thu 23:39
本年7月より当社ホームページの問い合せフォームからご連絡を頂いた皆様へ。メールサーバーの容量の関係で受信出来ない状態が発生しておりました。
皆様には確認メールが送られた状態なっておりますが、こちらからの確認ができません。謹んでお詫び申し上げますとともに再度お送り頂けますれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
嘉瑞工房
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「Type&」開催のお知らせ。

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  • 2015/10/02 Fri 16:03
昨年に続き今年も11月20日(金)と11月21日(土)の2日間「Type&」(Monotype主催)が開催されます。受付開始は10月中旬ですのでお忘れなく!
http://www.typeand.net/2015/
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第31回TypeTalksのお知らせ

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  • 2015/08/19 Wed 18:28
第31回TypeTalksは「デザイナーのみなさん、自信を持って和文を組んでいますか?デザイナー、組版者、編集者による和文組版ディスカッション」です。今回は「和文組版」です。最近見かける書籍や雑誌、パンフレットなどの本文組版について、グラフィックデザイナー、組版者、編集者がそれぞれの立場から意見交換していきます。詳細、お申込は以下のサイトから。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks31/
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『TypeTalks欧文分科会 中級編』募集開始

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  • 2015/08/12 Wed 10:59
今年1月から開催予定だった『TypeTalks欧文分科会、中級編』が私の健康問題で中止になり、ご迷惑、ご心配をおかけしました。4月からは第3期を開催し、今回は1,2期生と3期生も含めた基礎編受講者限定の募集です。基礎編で欧文組版の見る目を養いました。次は実践です。修正、変更、新たな可能性を受講者同士でディスカッションして進めます。どこがポイントか?どこに気をつけ、どのように修正するかを学びます。募集開始は17日からです。応募、詳細は以下のサイトから、
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks-abcsession-inter2/
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「デザインの危機管理」について。

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  • 2015/08/02 Sun 22:13
私は美術大学の出身ではないし(法学部)、デザイナーでもない、でも仕事でデザイン業界の方と接する事が多いのですが、たまにその「業界」考え方との違和感を感じる事があります。今度のオリンピックのエンブレム(この言い方も違和感があるのですが)について感想を求められたので個人的に自分の考えをまとめてみました。
業界の人たちは「佐野さんはそんな人ではない」とか「オリンピックのような大きな仕事で誰でも解るような模倣などするわけがない」とか「素人=一般人はこの差が解らないで模倣とか言うけどプロからみたら全然別もの」とかの意見が寄せられています。でも1企業のロゴならまだしも、世界的な関心事であるオリンピックのロゴを見るのは圧倒的に「素人=一般人」です。その人たちが「似ているかも」という評価を下してしまったら、本当に、偶然似てしまっても、やはり「盗用」とされてしまいます。ご本人がいくら見てない、参考にしてないと言っても見てない事を立証する事はとても難しいです。全ての一般人に理解できなくても、理解されるという努力をデザイナー側で行っていないと、このような出来事は繰り返す気がします。
ではデザイナーは批判に対してどのように対抗すれば良いのでしょう。
以下の私の意見ですが発案ではありません。発明、開発を伴う一般企業も同じようなリスクを抱えています。それらトラブルを回避するために、開発データを保存し公開(パテント訴訟が起きた場合の対抗手段)するための準備をしています。今回の場合、佐野さんが数時間の制作時間で安易に作ったとは思いません。おそらく多くの時間を掛けて数多くのスケッチやシミュレーションを行い完成に至ったのでしょう。その時に使用した膨大なスケッチ、データを公表したらどうでしょう。本当は発表と同じ会場で説明しても良いし、ご自分の会社のサイトにアップしておけば誰でも見られます。佐野さんの初期の発想から完成に至る道程を順番で公表すれば、よほど悪意を持った一般人ではない限り納得する気がします。デザイナーとしては不完全な発想や良くできなかったボツ案などを公表するのは気が引けますが、今のような批判を浴びる事を考えたら仕方がない気がします。もし、公表しなくても批判が出た瞬間に公表しても良いと思います。今回の場合、佐野さんが海外出張という事ですぐに対応出来なかったのが残念で、勝手な憶測や批判が拡散してしまいました。公表のスピードは大切です、時間がかかれば資料をあとから制作したと思われます。SNS上で批判が出た瞬間に準備してあるデータを公表すれば大きな事にはならない気がします。
ベルギーのリエージュ劇場は使用禁止を訴えると言っています。法律的にはその差し止め請求が通るとは思いませんが、訴える権利はあります。常識的には考えにくくても裁判官もある意味一般人です。「似ている」と判断されれば、たとえば和解しなさい、などと理不尽な事が起こる可能性も僅かにあります。あらゆる批判に供えて、大きなプロジェクトになればなるほどデザインと平行して「対抗準備」が必要な気がします。
書体について。
批判の中に「書体も同じ」というものがありました。デザイナーなら、書体やフォントに詳しい人なら、「TOKYO 2020」とベルギーの書体が同じ「エジプシャン系統」であっても離れた存在である事は解ります。しかし一般の人にとってはやはり「書体も同じ」になっています。本体のロゴもですが、この「TOKYO 2020」も佐野さんは多くのデザイン、書体を検証しでしょう。また、この書体に決ったあとも、細かいエレメントの手直しやスペースの調整もされたと思います。それらの足跡も公表すれば「書体も安易に同じ物だ」という批判に抗弁出来る気がします。
個人的な思いですが、イニシャルをロゴにする事の難しさを感じます。今回の2つは大まかに言うと「モダンフェイス系」に属するのでしょうか。これがサンセリフ体だとほとんど全ての文字がいずれかのロゴ、あるいは文字の類似と言われてしまいます。誘致運動時のロゴの評判が良いのは絵柄の場合、類似になりにくいと言うメリットがあるかもしれません、でもリオのオリンピックでも絵柄が似ているという問題があったので、似ている、似ていない論争はつきないかもしれません。
どんなロゴでも好き嫌いはあります。批判は仕方がないと思いますが、盗んだ、盗まないというデザイナーの尊厳に関わる事でバカバカしい批判に対抗するには、そのための準備をデザイナー側で用意しなくてはいけない時代になった気がします。今回の私の方法がベストだとは思いませんが、一つのアイデアだと思います。
ロゴではありませんが、近頃残念ながら亡くなられたHERMANN ZAPFさんの名作に「OPTIMA」という書体があります。写真はデジタルフォント「OPTIMA NOVA」の宣伝用パンフレットの表紙です。イタリア旅行中に碑文文字にOPTIMA制作の発想を思いついたZAPFさんがとっさに手元にあった紙幣にメモ書きしたものです。もちろん誰もがZAPFさんが何かを盗用したとは思っていませんが、類似の書体が全くなかったわけではありません。でもスケッチを見せられたら、誰もが批判をしないと思いませんか!
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第29、30回TypeTalks のお知らせ

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  • 2015/05/04 Mon 01:10
5月のTypeTalksは30、31日の連続開催です。
30日(土曜日)はドイツ在住のタイポグラファ麥倉聖子をお迎えして「日本の欧文組版の常識、非常識?
ヨーロッパから見た日本のタイポグラフィ」です。来日中の小林章さんと共にイギリスやドイツで実際にお仕事をしている麥倉さんと3人で日本の欧文組版についてワイワイ話します。私も色々欧文組版についてお話していますが、海外から見た日本の欧文組版について海外の事例を紹介しつつ楽しく、役に立つセミナーです。本当は一番楽しみにしているのは私なんです!詳細とお申込は以下のサイトから。通常の開始時間ではありませんのでご注意ください。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks29/
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第30回TypeTalksのお知らせ

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  • 2015/05/04 Mon 01:09
翌日の日曜日に連続開催の第30回TypeTalksはカリグラファの三戸美奈子をお迎えして「デザインに役立つ カリグラフィ・ワークショップ」です。カリグラフィが書体デザインやロゴデザインにどう影響するのか、前日同様小林章さんとお話して頂きます。カリグラフィに興味がある人ばかりでなくロゴデザイン、書体デザインに興味がある方は是非!後半では実際に文字を書いていただくワークショップを行います。お楽しみに!通常の開始時間ではありませんのでご注意ください。詳細とお申込は以下のサイトから。
http://www.aoyamabc.jp/culture/typetalks30/
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『聖句ポストカード作りの話―おまけの話(ラテン語とNicolas Cochin とCaslonと)』

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  • 2015/03/31 Tue 20:07
ラテン語をNicolas Cochin Romainで組んでみました。ご覧になって如何でしょう?私の組版の力とかではなく並びが奇麗でしょう。ラテン語はディセンダーのある文字(y,g,p,q)が少なく凸凹しないので行が美しいと言われています。金属活字会社の見本などにもラテン語の文句が選ばれることがあります。自社の活字文字が美しく見えるようにしているのと、ラテン語を用いていることに対する教養をアピールしているのではないかと思います。写真は今度のラテン語カードと1734年のCaslon商会の見本シート(当社保有)。キケロの言葉を使ってますね。もう一つはその見本シートを元に私がデザインしたCaslonポストカードです。
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『聖句ポストカード作りの話−6(その他のローマン体)』

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  • 2015/03/15 Sun 18:40
◎最後は各ポストカードに共通の出典やその他の部分のためのローマン体の話です。大事な出典とはいえ聖句画面に影響を最小限度にするためにサイズを小さく、薄いグレーで印刷することを考えました。
日本ではあまり馴染みではありませんが、De Roos RomanとDe Roos Italic(designed by Sjoerd Hendrik De Roos)を選びました。優雅な文字線が私は大好きでDe Roos の傑作の一つともいわれています。小さいサイズでしか使えなかったのでもったいなかったのですが、日本語訳との混植も一つの提案です。(当社にはDe Roosの書体はLibraもあります)
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