新年明けましておめでとうございます。
日頃は当サイトをご利用いただき、また嘉瑞工房にご支援をいただき誠にありがとうございます。
昨年は、10月にライノタイプ社の小林章さんの来日に伴い、TDCさん、京都精華大学さん、多摩美術大学さんにお声掛けいただき、小林さんとともにセミナー参加できました。
今回は、京都、大阪(dddギャラリー)など関西方面で色々な方々とお話しできる機会があり有意義なセミナーツアーになりました。
なかなか東京に来れない関西方面の方々の真剣な態度に感激いたしました。
どうしても情報が少なくなりがちな地方の方にも直接、本場の小林さんや私の話を聞いていただくことは価値あることと小林さんとも話しています。できれば定期的に開催できればと思っています。小林さんは昨年、「欧文書体2」も発売され、「欧文書体」同様好調な売れ行きです。変な噂話に惑わされず、楽しくタイポグラフィを実践するために講読をお奨めいたします。(小林章さんの関連サイト:
http://ja.wikipedia.org/wiki/小林章
http://book.bijutsu.co.jp/books/2008/08/book2.html
http://www.linotype.com/469/akirakobayashi.html)
昨年は小林さんと一緒のセミナーの他にも、東京工芸大学や企業研究会などでお話しする機会がありました。多くの質問を受けましたが、何となく類型できそうな気がしてきました。いずれ日本人が迷っている組版について、良い形で発表できたらと思っています。
さて今年は、2月からgggギャラリーで開催される(大阪dddでは1月半ばから)Helvetica展に色々参加させていただくことになっています。
資料の貸しだし。資料解説。トークショーへの参加。物販などです。
詳細はgggのサイトなどを参考にしていただくとお分かりになると思います。
書体そのものをメインテーマにすることは大変珍しく、私自身も楽しみにしています。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
その事もあり、今年の当社の年賀状のテーマはそのものズバリ「SANSERIF」です。
本年も経済状況は大変厳しいことが予想されますが、本業の活版印刷を基本に少しずつ活動の幅を広げて行きたいと思っています。
今年は少しは更新の機会を増やして行きます。
どうぞよろしくお願いいたします。
最後に当社ホームページ制作や小林章さんのブックデザインを担当している立野竜一さんのサイトができました。グラフィックデザイナー、カリグラファー、タイプデザイナーでもある立野さんの活動を紹介しています。ぜひ、訪問してください。
http://www.evergreenpress.jp/index.html