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『sunnybook』2007年創刊号掲載のお知らせ

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  • 2008/01/02 Wed 00:14
『sunnybook』2007年創刊号(sunnybook編集部)「特集/文字」に葛西薫さん、有山達也さん、永原康史さんと共にインタビュー掲載。
早稲田大学の学生さん達が自主出版した冊子の創刊号です。

http://sunnybook.yokochou.com/mojitokusyu.jpg
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2008年新年のごあいさつ

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新年明けましておめでとうございます。
日頃は嘉瑞工房のサイトをご覧いただきありがとうございます。

延び延びになっておりましたサイトのリニューアルがどうにか3月10日(延期しました)には更新することができそうです。新サイトではもう少しこまめにこの工房雑感その他も更新すべく努力いたします。

2007年を振り返ると、2006年の夏から依頼がありました「「印刷雑誌」とその時代」印刷学会出版部刊(http: //www.japanprinter.co.jp/)の調査、監修、執筆が1年数ヶ月を要して終了し、2008年発刊の運びとなりました。私は父、重蔵と共に、第一部第五章「組版、欧文タイポグラフィ」を担当いたしました。
まず1100冊以上ある創刊号からの「印刷雑誌」を1ページづつめくりながら組版、欧文タイポグラフィ等に関する記事を調査する作業から始まりました。関連記事の分類、選択、推薦作業、関係記事の洗い出しも含め日本の印刷業界を「欧文タイポグラフィ」の立場から俯瞰し117年の歴史を振り返る事は、その事自体、試行錯誤の連続でした。印刷業界誌としての性格からか技術紹介や業界関連の記事が多く、その中から印刷、デザイン業界の弱点である欧文タイポグラフィを系統だって記述する難しさを実感した作業でした。
しかし、親子でありながら普段なかなかそういう話ができない私にとって、戦前の話も含め改めて父から腰を据えて聞くことができたのは個人的には大きな収穫、財産になりました。根気よく面倒を見ていただいた印刷学会編集部の皆さん、貴重な資料をお貸しいただいた印刷図書館の皆さんに改めてお礼を申し上げます。

2006年から進行していた日経BP社様の社名ロゴ、ロゴ使用マニュアル制作にアートディレクターとして参加し、4月にリニューアルすることができました。

現在は機器メーカーの表示フォントについてアドバイスとコンサルタントを行っております。この件も年明けには実を結ぶことができるかもしれません。

また、ドイツ・ライノタイプ社の顧問としてコーポレートタイプの仕事も2件ほど動きだしそうです。

2007年は講演、レクチャーなども増えた一年でした。
5月12日 世田谷活版再生展、活版セミナー「活版印刷-昨日、今日、明日」世田谷文化生活情報センター
10月23日 多摩美術大学、小林章さんの特別授業に参加。
10月29日 小林章の「欧文タイプセミナー実践アルファベット!」第3部トークセッションに参加 TOKYO TDC
個人レクチャーが2件と、皆様の前でお話しする機会が多い一年でした。

また、取材なども多い一年でした。
●2007年1月発売の「DTP WORLD」2月号NO.104の特集企画、「デザイン×学校 本当に学校の勉強は現場では使えないのか」に武蔵野美術大学での講義紹介が掲載。
●2月19日より、日経アーキテクチャアのウェブサイトで2回にわたり、当社の紹介記事が掲載。
●日経デザイン」5月号 特集2“今こそ活版印刷”に、当社の印刷物やインタビュー掲載。
●10月号「Lingkaran」Vol.26に、嘉瑞工房で使用しているステッキの写真と、嘉瑞工房の紹介記事が掲載。 ●11月「DTP WORLD」11月号No.113の特集企画、「伝える文字、使える文字」特集
●「+DESIGNING」 特集「もっと文字を知る、文字を使う。」にインタビュー掲載
●「sunnybook」2007年創刊号sunnybook編集部。特集/文字に葛西薫さん、有山達也さん、永原康史さんと共にインタビュー掲載。
(http://www.sunnybook.yokochou.com/)
●2008年2月発行予定の「サライ」小学館の取材を高岡重蔵が受けました。巻頭インタビュー。

また、恥ずかしながら2008年春公開の映画「谷中物語」舩橋淳監督作品にキャストとして出演することになり、11月12月に撮影を当社と谷中でおこないました。カットされていなければ(笑い!)本人役でほんの少し出ています。(45年前の私も8ミリの映像で見られるかも)

本業の方で記憶に残る一つはTDC賞のディプロマを葛西薫さんのデザインで印刷することができました。以降5年間は使っていただけるそうなので、今年TDC賞を目指す方はご期待ください。

そして最後に、2007年は1957年にスイスの活字会社HAASから生まれた金属活字「HELVETICA」の誕生50周年になります。同じ年に私も生まれた事から、どうにか作品にしてみたいと思っており、押し迫ってからの制作になりましたが完成いたしました。

スイス国旗をイメージしてそれを4分割するとポストカードになるという物です。(ポストカードにカットした物もあります)


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当社で保有する「HELVETICA」9種類7サイズが使われています。色は赤系5色、グレー1色両面8度刷りです。
また、新しい試みとして、金属活字を写真撮影し、25種類のポストカードも暮れに完成いたしました。
両方のお披露目はお茶の水の美篶堂ギャラリーでの「ブックカバー展51歳のヘルベチカ」1月8日-27日(タイポグラフィ協会主催)に合わせてショップで販売いたします。
(http://www.misuzudo-b.com/gallery.html)
また、準備が調い次第このサイトでも販売します。
当社はカバー展の方には参加しませんが、出品者のお一人、浅葉克己さんの版下製作のために組版をいたしました原版と、写真のポストカードに使用した原版も一部展示いたします。また、ドイツ・ライノタイプ社の小林章さんが書体の解説を寄稿しています。

どうも今年の工房雑感は宣伝が多くなってしまいました。
いろいろ行動範囲が広がりますが、あくまでも原点である活版印刷を起点としてできる範囲で挑戦の幅を広げて行きたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。


2008.1.1
有限会社嘉瑞工房
代表取締役 高岡昌生
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雑誌掲載の件 2007年

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  • 2007/11/29 Thu 23:37
今年後半に入って、当工房に関する記事がいくつかの雑誌に掲載されましたので、ここでまとめてご紹介します。

「DTP WORLD」11月号No.113の特集企画、「伝える文字、使える文字」に高岡昌生のインタビュー記事が掲載されました。


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「DESIGNING」創刊号 特集「もっと文字を知る、文字を使う。」に高岡昌生のインタビュー記事が掲載されました。
“欧文書体のルールとしきたり”、“欧文書体とデザイン”、“欧文の使い方とデザイン”の3つの項目に分けて紹介されています。


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「Lingkaran」10月号Vol.26に、嘉瑞工房で使用しているステッキの写真と、嘉瑞工房の紹介記事が掲載されました。


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「デザインの引き出し」第3号に、活字の原板刷りと紙型鉛版(複製版)を使って印刷した物が綴じ込みで添付されています。印刷は当社によるもので、2つの違いが比較できるようになっています。多摩美大の小泉弘さんによるプロジェクトです。



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講演のお知らせ 活版再生展

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  • 2007/05/03 Thu 23:29
5月4日から5月20日まで、世田谷文化生活情報センターにて「活版再生展」が開催されます。
嘉瑞工房は、5月12日に活版セミナー「活版印刷---昨日、今日、明日」と題し、活版印刷にまつわるお話をさせていただきます。

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活版セミナー「活版印刷---昨日、今日、明日」

5月12日(土)14:00-17:00[講師]高岡昌生(嘉瑞工房)
500円/先着70名

申し込みはお電話かEメールで以下まで。

世田谷文化生活情報センター生活工房「活版再生展」係
TEL: 03-5432-1543
Eメール:ldc@setagaya-ac.or.jp

http://www.setagaya-ac.or.jp
世田谷文化生活情報センター
生活工房(三軒茶屋キャロットタワー3、4F)
東京都世田谷区太子堂4-1-1
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『日経デザイン 5月号』掲載の件

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  • 2007/05/01 Tue 23:22
雑誌「日経デザイン」5月号 特集2“今こそ活版印刷”に、当社の印刷物や高岡昌生へのインタビューが掲載されております。


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日経アーキテクチャア ウェブサイト掲載のお知らせ

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  • 2007/02/19 Mon 23:17
2月19日より、日経アーキテクチャアのウェブサイトで2回にわたり、当社の紹介記事が掲載されております。
「佐野由佳の郷愁のマテリアル」という特集記事の第一回目です。
全文を読むためには、無料登録が必要になりますがご興味があれば登録の上、ご覧ください。
第2回は3月5日です。以下アドレスです。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20070216/504752/
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朝日新聞2月18日版 掲載 

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  • 2007/02/18 Sun 23:16
朝日新聞2月18日版の「ホットぷれいす」“埋もれたフィルムに光”の欄にこのような写真が掲載されました。個人宅に残された古い映画やフィルムを発掘し保存する作業などの、映画保存協会の活動の紹介記事です。
以前当社に残っていたフィルムを保存協会にお貸ししたことがあり、今回偶然にそのフィルムを上映しているシーンが掲載されました。映っているのは、手前が少年時代の高岡昌生氏、もう一人は昌生氏お姉さんで、どうやらシャボン玉で遊んでいるようです。
撮影したのは重蔵氏。趣味の8ミリフィルムで家族を撮影したものだそうです。(tateno)


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「DTP WORLD」掲載の件

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  • 2007/01/13 Sat 23:13
2007年1月発売の「DTP WORLD」2月号NO.104の特集企画、「デザイン×学校 本当に学校の勉強は現場では使えないのか」に当社社長、高岡昌生の武蔵野美術大学での講義紹介が掲載されております。
今まで、本業の取材記事の一部として講義の事を取り上げられた事はありますが、講義が主体での取材は初めてです。ご一読いただければ幸いです。


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2007年新年のごあいさつ

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新年あけましておめでとうございます。
日頃は有限会社嘉瑞工房のサイトをご覧いただきありがとうございます。

昨年の前半は、一昨年推薦されましたThe Royal Society of Arts(英国王立芸術協会)の Fellow就任を記念して、詩集「Hallowed Ground」を制作いたしました。
ほぼ半年、資料集めから、試作、そして組版の数度の渡る手直しを経て完成いたしました。その制作過程は私にとっては至福の時でした。つくづく組版は楽しいと確認できました。
その延長上で10月に美篶堂ギャラリーにおいて作品展、セミナーを開催いたしました。多くの方々のご協力によりつつがなく終了することができました。あらためてご来場いただいた皆様やスタッフの方々にお礼を申し上げます。

同じく10月に女子美術大学において、TDC主催で行われました小林章さんセミナー「フォントのチカラ」に葛西薫さん、中島英樹さん、祖父江慎さんと一緒に参加させていただきました事は良い思い出となりました。

仕事では暮れに刊行されました、「東京大学コレクション-写真家上田義彦のマニエリズム博物館」展(www.um.u-tokyo.ac.jp/)の出品作品をまとめた書籍「CHAMBER of CURIOSITIES」の表紙ラベルの印刷(デザイナー原研哉さん)や中島英樹さんの個展の作品の一部など意義ある仕事のお手伝いをさせていただきました。

また、ある企業の、新ロゴ、マニュアル制作のアートディレクターとして参加いたしました。マニュアルの完成まではまだ時間がかかりそうですが本業以外でも形ができてくるのは楽しいものです。

新年1月13日発売号の「DTPWORLD」誌に私の大学での講義の記事がでます。今まで嘉瑞工房の一部として大学での講義を少し紹介されたことはありますが。講義が主体で記事になるのは初めてになります。反響がちょっと楽しみです。

懸案の見本帳も今年こそはと考えていますが、3月頃までは、調査と執筆の仕事があり予定よりは遅れるかもしれません。しかし、父との調査は私自身の勉強にもなり、おろそかにしたくないのでとにかくがんばります。

多くの人に支えられて、2006年が終わりました。
新しい年も少しずつですが前進したいと思っております。
皆様よろしくお願い申し上げます。


有限会社 嘉瑞工房
代表取締役 高岡昌生
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作品展ご来場のお礼

10月3日より22日までお茶の水、美篶堂ギャラリーに於いて開催いたしました作品展に多くの皆様にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
ご案内させて頂いた皆様以外にも多くの方にご覧いただき今後の励ましになりました。

8日のセミナーにも多くの方にご参加いただき、無事に終了することが出来ました。
美篶堂のスタッフの皆様始め多くの方に支えられた作品展+セミナーでした。
今後ともより良い活版印刷に精進いたすべく研鑽を積んで行きたいと思っております。
遅くなりましたが終了のご報告とお礼を申し上げます。


有限会社嘉瑞工房
高岡昌生
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