新春ご挨拶 2020年

新年明けましておめでとうございます。

昨年は懸案だった、増補改訂版「欧文組版 タイポグラフィの基礎とマナー」(烏有書林刊)を発刊することができました。

他に、当社の活版印刷で出版された書籍、当社や父重蔵のことをお取り上げ頂いた書籍などが数多く出版されました。

『まだ未来』多和田葉子著(ゆめある舎刊)(当社活版印刷)

『印刷・紙づくりを支えてきた 34人の名工の肖像』(グラフィック社刊)父重蔵の紹介記事

「希望はいつも当たり前の言葉で語られる」白井明大著(草思社刊)父重蔵とのエピソード。

デザインのひきだし37/活版・凸版印刷特集(グラフィック社刊)(当社紹介)

『活版印刷コレクション』(BNN新社版)(当社紹介)

『本をつくる 書体設計、活版印刷、手製本 ──職人が手でつくる谷川俊太郎詩集』鳥海修,高岡昌生,美篶堂,永岡綾(河出書房新社)企画・監修「本づくり協会」

『私たちの文字』 本づくり協会刊(当社活版印刷)

セミナー、講習、講演、講義が57を数え新記録になりました。

主宰しているTypeTalks 欧文分科会基礎編が11期、中級編も4期を終えることができました。8月には過去参加者が集まり同窓会も開催できました。

11月にMonotype社主催の「Type&」に小林章さん、田代眞理さんと共に登壇しました。

年末に大きなことがありました。12月28日に中国、広州で開催された『広州国際漢字創意シンポジウム』に字游工房の鳥海修さんと参加して「欧文組版」の話しをしてきました。会場では500人程の参加でしたが、ライプ配信で何と197万人が視聴したそうです。

昨年は企業セミナーが2社合計14回と充実していました。特徴は1回のセミナーではなく、6回、8回とじっくり時間を取って頂けたということです。

その他、定例の「カリグラファのためのタイポグラフィセミナーSeason 3」、本づくり学校、サインデザイン協会、トークショー『活版の話しが聞きたい』、東北芸術工科大学講義など行いました。

10月に「グドルンさんに捧ぐDiotima とカリグラフィと活版印刷展」を開催しました。その様子を小林章さんに報告して頂き、喜んで頂いとの報告を受けて喜んでおりたが、12月13日に敬愛するGudrun Zapf von Hesseがお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り致します。

プライベートでは末娘が成人式を迎え、次女が結婚しました。

大きな病気などもなく健康に過ごせた1年でした。

今年も皆様にとりまして良い1年になりますように、お祈り致します。


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